角型実践撮影術③ StarScape+GND
2020.12.10
ここでは、天の川と街の夜景を、StarScapeとGNDを使って撮影する実践的シミュレーションをします。
StarScapeのみ使用
StarScape for M100を使って、天の川と街灯りを一緒に撮ってみました。天の川は街灯りや夜景に比べるとはるかに暗く、明暗差が大き過ぎるので一緒に写すことはできません。ご覧の通り、街灯りは盛大に露出オーバーです。白トビしているのでRaw現像しても階調を戻すのは厳しいでしょう。
ところが、GNDを一緒に使うと話は別です。
StarScape+センターGND8
センターGNDを、明度の高い街灯りの部分がND部で覆われるように装着して撮影した写真がこれです。
センターGNDをND4,8,16と替えながら、最も適した濃度を探します。今回はND8でちょうど良いバランスになりました。
これで、空の星と地上の星が両立しました。
撮影データ:焦点距離20㎜
F2.8
SS25”
ISO3200
W/B AUTO